千手観音は子年の守り本尊です

 ちょっとした事情があり,なぜか和歌山県へ.そしてなぜかイタリアンを食べて(おいしかったが),「安珍清姫」で有名な道成寺へ.
 道成寺は現在,秘仏を公開していると言うことで,お参りしたしだい.この秘仏は33年に一度,33日間だけ公開するらしい.つぎに見られるのは33年後,死んでるかも.ちなみに千手観音であり,かなり大きい.
 行くまで忘れていたのだが,道成寺というお寺は「安珍清姫」や「娘道成寺」で有名なお寺.安珍という坊さんに恋した清姫が,蛇になって追いかけて,殺してしまうという話.安珍が逃げ込んだのがこのお寺と言うこと.最近だと「娘道成寺〜蛇炎の恋」とかかな.
 お寺ではこれらの話と,「髪長姫」という3つの話をお坊さんが絵巻を用いて,紙芝居のように説法(というのかな?)してくれる.これが,かなりうち解けた感じの話っぷりで,一種のエンターテイメントになっている.2回同じ話を聞いたのだが,話してしてくれるお坊さんは違うのに,2回とも笑いのために仕込まれたネタは同じで,古典落語的なノリである.まるで笑点を見てる感じ.
 久しぶりに仏教をちゃんと学んでみようかと思ったりなんかしたりして.

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