「ソニー病/城島明彦」を読んだ.一言で言うと,いかにしてソニーがダメになったかを解説した本.ソニータイマーの話とか,ゲートウェイの話とか.ダメになった理由は,カンパニー制の導入とかコスト重視しすぎの経営とか,いろいろと分析されているけど,結局はハードウェアをないがしろにして,ソフトウェアに偏ってしまったということが一番の原因という結論かな.この本は共著であり,6人ぐらいの著者がそれぞれ分析しているんだけど,どれも似たような論旨でちょっと途中から飽いてしまうのが残念.ただ,皆さん本当はソニーが大好きであるということはよくわかる.