平仄

「金融市場において、ある程度織り込みが進んでいる。市場の消化の仕方は我々の考えている方向性とかなり平仄(ひょうそく)が合った状況だ」と日銀の福井総裁が述べているらしい(日経新聞より).ここで気になるのが「平仄」だ.初めて聞いた言葉である.辞書を引くと「つじつま.順序.」という意味らしい.勉強にはなるが,なんでこんな難しい言葉で表現するのだろう.そういった目で見ると,「織り込みが進む」とか「市場の消化の仕方」とか,普通はわからん言葉が並んでいる.きっと何を言っているのかわからないで欲しいのだろう.ちなみにわかりやすく広島弁で言うと「市場はいろいろ先見てやっとるんじゃけど,それはわしらが思っとる感じにかなり近いんよね」という感じだろうか.広島弁があってるのかどうか心配.

2 comments

  1. 平仄ってさぁ、法律系の人間はよく使いますなぁ。意外と。
    規則を作ったりする場合などにも登場します。
    語句の統一をしなければ行けないときに、
    平仄をあわせろとよく言った物です。
    福井総裁の用法が、本来の意味での使い方でしょう。きっと。

  2. ああ,そうなんだ.分野によっては当たり前の言葉なんだ.隣の芝生は青いです(誤用).辞書を見ると,「平」と「仄」をそれぞれ説明してあるけど,漢詩の話っぽいのでこれまたやっぱりわかりませんでした.高校時代に習ってるのかな?

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